コーチングとは

「コーチング」とは聞き慣れない言葉かも知れません。従来の「コーチ」という言葉の印象はおそらく「優れた知識をもつコーチが、指導し、教えてくれる人」 というものではないでしょうか?ここでいう「コーチ」とは従来の一方通行のものではなく、対等な立場で双方向に行われるという、今までにない新しい形式と いえます。

対等な立場とはコーチとの対話でクライアント自身が考え、既に持っている能力、可能性、モチベーションをクライアント自らが引き出していきます。主役は常にクライアントで、コーチはそのサポート役なのです。

コーチングはコーチとクライアントとのパートナーシップにより、クライアントの人生を更に豊かにそして魅力あるものにします。

“自分を磨く”ことに興味をもたれている方には、特にぴったりです。クライアントのニーズにあわせて仕事面、生活面ともに多様ですが、コーチとの対話はそ の分野別にきめ細かに対応します。コーチングとはオーダーメイドのコンサルテーションなのです。

コーチングの形式

コーチとの対話形式で行われます。

コーチは聴く*という行動を通じてクライアントへ質問し、再び聴き手となることを繰り返します。そこにはコーチ側からの評価、判断はありません。コーチはクライアントとのパートナーシップ、対等な立場からの会話を通じてクライアントが自発的に自分の目標を明確にする為の行動を具体化します。コーチはそのサポートをしていきます。

コーチングの形式には2通りあります。
1)コーチと個人のマンツーマン形式
2)5~20人程度のグループでのワークショップ形式
又、電話でのセッションも可能です。

セッションは全てクライアントのプライバシーが守られる様に、守秘義務書に署名、確認の上、行われます。

*聴くとは・・・誰かに評価・判断される 心配なく、本当に話したいことを聴いてもらって、心が晴れた/安心した/希望が湧いた/自らの活路が具体的に見出せ実行に移せた、考えがすっきりした、頭の整理になった、という経験がある方な ら、「聴く」という行為がどれほど大きいものか、おわかり頂けることでしょう。

コーチングの歴史

「コーチ(Coach)」という言葉が登場したのは1500年代で、「馬車」という意味があり、「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」という意味が派生しました。

1840年代には、英国オックスフォード大学で、学生の受験指導をする個人教師のことを「コーチ」と呼ぶようになりますが、スポーツの分野で使われるようになったのは1880年代になってからで、ボート競技の指導者が「コーチ」と呼ばれていました。

マネジメントの分野でコーチという言葉が使われ始めたのは1950年代。
MylesMace(当時ハーバード大学助教授)が”The Growth and Devekopment of Executives”(1959年)という本の中で、「マネジメントの中心は人間であり人間中心のマネジメントの中でコーチングは重要なスキルである」と位置づけています。

1980年代になるとコーチングに関する出版物が登場。
”Passion for Excellence”(1985)Tom Peters、”Coaching for Commitment”(1989)Dennis Kinlaw等です。
1987年には、マネジメント・セミナーが開催され、アメリカを代表するコーチのTim Gallwey・インナーゴルフの著者、John Wooden・大学バスケットボール監督等コーチング研究者たちが一同に介してコーチングのテクノロジーについて、語るようになりました。

1992年後半には、米国でコーチを育成する大学、Coach Universityが誕生し、コーチング・スキルのトレーニングを提供するようになり、また企業内コーチ育成のためのCorporate Coach Ulnternationalが1997年に設立され、現在、米国では約10,000人以上がコーチとして活躍中です。